電子署名付きPDFファイル閲覧時の
注意表示への対処方法

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電子署名付きPDFファイル閲覧時の注意表示への対処方法

平成29年7月26日
内閣官房内閣サイバーセキュリティセンター

 内閣官房内閣サイバーセキュリティセンター(NISC)が発行するPDF資料の一部には、政府認証基盤(GPKI)の証明書による電子署名を付与しており、改ざんが行われていないこと等を確認することができます。
 電子署名を付与したPDF資料をAdobe Acrobat Reader等のアプリケーションで閲覧した際に、「署名に問題があります」、「証明の完全性が不明です」等の注意が表示される場合があります。

 これらが表示される理由は、多くの場合、PDFファイルを閲覧するためのアプリケーションが、電子署名の検証に必要なGPKI の認証局の自己署名証明書を参照できないためです。これに対し、ソフトウェアを動作させるPC 等の端末に認証局の自己署名証明書を追加し、ソフトウェアから参照できるようにすることで、電子署名の検証を行うことが可能となります。これを実施することにより、以降は認証局の自己署名証明書の検証が行われ、改ざんが行われていないPDF 資料を閲覧した際には、注意が表示されなくなります。

 Adobe Acrobat Readerにおける認証局の自己署名証明書を追加する方法については、Adobe社のホームページ(https://helpx.adobe.com/jp/acrobat/using/trusted-identities.html)にある方法で、Adobe Approved Trust List(AATL)を有効にしていただく必要があります。
 その他のアプリケーションについては、それぞれのサポート情報等を参照していただくようお願いいたします。