ヒーローになろう!
ヒーローになろう!
2015年3月3日
ヒーローになろう!
株式会社ビジネスブレイン太田昭和
サービスソリューション部 ソリューション3部
シニアコンサルタント
田端 政弘
株式会社ビジネスブレイン太田昭和で会計システムのコンサルタントをしております。
セキュリティ業界の重鎮K氏からの依頼もありまして、15年以上のセキュリティ業界ウォッチャーとして外から見た立場で思うところを書いてみたいと思います。
今回のテーマ 「ヒーローになろう!」はGoProの企業理念として有名ですね。
このキーワードって実は今のセキュリティ業界にも一番求められているものだと思います。
「やりがいはある!」
「でも給料が安い?」
というのはセキュリティ業界の有名あるあるネタですが、海外を見渡すとそうでもないようです。
「サイバー攻撃、専門家に恩恵 ウォール街でモテモテ、報酬100万ドル超はざら 」
”目指すべき理想の姿は?”
これからセキュリティエンジニアが目指すべきは、技術もユーモアあり、金も稼いで尊敬されるエンジニア。
セキュリティエンジニアの目指す憧れの姿、それはいわばなんといっても“アイアンマン”ことトニー・スタークですね。
いつの日かWIREDやTIMEの表紙をセキュリティエンジニアが飾る日も近いかもしれません。
法律の整備や競技会、コミュニティの活発な活動もあり、業界ウォッチを始めた2000年以降で一番の盛り上がりを見せています。
勉強会やイベントに参加してみて感じるのはセキュリティ業界は情報交換が活発に行わている業界かもしれません。
SECCONやCODEBLUE、AppSecなど日本発の世界に誇れるカンファレンスが普及してきており、セキュリティエンジニアが脚光浴びる機会が日に日に増えています。
なんといっても今年の目玉といえば、FFRIの上場とか夢がありますよね!
”セキュリティエンジニアが(いつか)幸せになる方法”
会計処理の視点から見るとセキュリティ対策にかかるコストは現時点では企業にとって経費でしかありません。
ただし、今後はIT統制の盛り上がりの時のように「新規システム投資のうち10%はセキュリティにかけること」や「CISSPによる監査を必須とする」といった法整備が進むと思います。
新しく整備される認定情報技術者(CITP)や脆弱性診断士の登場で地位も知名度も向上すると思います。
合言葉は「セキュリティ対策は経費ではなく資産へ!」
企業も会計や法務と同じようにセキュリティにお金をかけるのが当たり前になることで、エンジニアの地位も向上するはずです。
なりたい職業は弁護士、会計士、そしてセキュリティエンジニア!という時代が来るかもしれません。
いつか日かセキュリティマエストロと呼ばれるその日までみんなで頑張りましょう。
心が折れそうになった時「Hardening」と唱えて(参加して)みれば、たくさんの仲間達に出会えるはず。
そして沖縄の美味しい酒や魚で明日への希望を見つけましょう♪
※記載内容は執筆者の知見を披露されているものであり、著作権は本人に帰属します。